私の名前は天馬ふぇみお、ハイパーエロメディアクリエイターであり、このブログでもシモネタやシモネタやシモネタなどの多岐にわたる話題を語ってきたわけであるが、さすがに今は非常事態であるし、シモネタをいう気にはならない。
 漫画家が漫画作品以外の場所で政治的な話や社会問題に触れるのはどうなんだろう、という思いから今まではエロ漫画家の仮面を被り、無理してシモネタキャラを貫き徹してきたが、もうそれも限界なのだ。

 何故か、前回の地震の記事がそこそこ反響があるようなので、今回もエロメディアクリエイターとしての仮面を剥ぎ捨て、素のままの自分で真面目に語ってみようと思う。というか、地震のニュースが気になって仕事に身が入らないので、ブログに逃避してるわけである。

 ところでニュースで『オナがわ(女川)原発』と言われるだけで体がピクンと反応してしまうのは私だけだろうか。だとしたら私は深刻な職業病に陥ってるのかもしれない


 『金~MONEY~』

 今回のテーマは「金」である。

 東北大地震を受けて、色々考えさせられることがあった。

 例えば、高台から津波が押し寄せる様子を撮影した映像。迫る津波を背に必死に走る人たち。でも間に合わない。

 そのあとどうなったのかは映像が途切れるので分からないが、見る限り、誰か動けない人を頑張って運ぼうとして逃げ遅れたようにも見えた。

 果たして自分なら、津波が迫ってるような状況で、大事な人間が動けない中、どう行動するだろうか・・・?見捨てて一人で逃げるか?見捨てずにいるか?

 見捨てなきゃ自分も一緒に死んでしまう、と冷静に分かっているならば、たぶん一人で逃げると思う。でも上から俯瞰でみれば津波がどれくらいの距離に迫ってるかを判断できるが、逃げてる当人にはそんな予測は出来ないだろう。
 
 「ひょっとしたらまだ余裕があるかもしれない、いや、むしろもう余裕が無いかもしれない」・・・・その判断がつかない中で、自分はどう行動するだろうか?
 相手を見捨てて一人で逃げた挙句、結局大事な人間も助かった場合、それ以降どう人間関係を続けていけるだろうか・・?いろいろ考えてしまって仕事にならない。

 あまりに本気でシミュレーションしてしまい、「俺が常日頃から運動しとけって言ってんのに聞く耳もたねーからいざって時に逃げ遅れるんじゃねーか・・・なんでそれで俺が割喰ってこんな辛い判断させられなきゃいけねーんだよ?ふざけんじゃねーよ!!」と本気でそいつに腹が立ってしまい、そいつに電話かけて言い放った。「死にたくなかったらジョギングくらいしろよ!俺、泣きつかれても助けねーからな!!」、と。

 まあ、一つ確実にいえるのは、どうシミュレーションしたところで、人間はその時になってみないとどう行動するかなんて分からないということだ。自分は絶対見捨てない、なんてことは口では幾らでも言えるが、実際人生は予想通りに行かないことの方が多い。

 私は漫画なんて簡単に書けると思っていたけどデビュー当時の漫画を見返すと尿道に毒針刺したくなるくらいヘタクソだし、簡単に売れっ子になれると思っていたけど10年経ったいまだに泡沫へタレ作家のままである。
 だから、「俺は仲間を見捨てない」と今の段階で宣言しても無駄なのだ。

 そう思うから、私は女性に「アタシが危機に陥ったとき助けてくれる?」と言われると、必ず「その時になってみないと分からない。パニクッたら自分ひとりで逃げてしまうかもしれないし、ひょっとしたら助けるかもしれない」と正直に答えるのだが、その答えに満足して納得する女性を見たことが無い。

 きっと「うん、俺絶対助けるよ」と笑顔で答える男に馬鹿な女はきっと股を開くのだろう。そして孕まされて「責任とってよ」、と女が泣きつくと、そういう男に限って「本当に俺の子なの?」とか冷たく言い放つのだ。
 私は誠実な男なので誠実に答えるのに女にはもてない。不器用な男がモテル・・・これは迷信だと世の男性諸君にはおぼえておいてもらいたい。

 さて、前置きが長くなった。本題、「金~MONEY~」の話である。

 自分が今回の惨状について何が出来るだろう、と考えてみたときの結論がこれなのである。

 そう、世の中は「カネ」だ

 前回の記事で、東北出身らしい方からの書き込みがあり、その方曰く

「被災者は同情や哀れみより援助が欲しいと思います」

とのことであった。私も全く同じ意見である。こんなヨゴレのエロ漫画家に「同意見です」、といわれて、そのコメントを下さった方が喜ぶかどうかはともかくとして、私もまさしくそう思う。

「被災者にお悔やみ申し上げます。被災者のために自分の出来ることを精一杯頑張ります」と、言うだけなら簡単に出来る。だがその言葉が、寒さに凍える被災者達の腹を満たすことはない。腹を満たすのは食料であり、寒さを和らげるのは毛布であり、とどのつまり、それらを調達する為の「カネ」であると思う。

 私は震災直後に飲み会行こうとする友人を諌めた。だがそれで「自分はこんだけ震災に心を痛めてますよ」とアピールしたところでそんなものはクソの役にもたちはしないのだ。

 それで導きだした結論が・・・「自分に出来ることは『金』を送るくらいなのだ」ということなのである。

 前振りが長過ぎて話が長大になってしまった。続きは次に語るとしよう。