私の名前は天馬ふぇみお、世間からは十把一絡げで「エロ漫画家」などと呼ばれているようだが、はっきり言っておきたい。

わたしは男女の愛のロマンを紡ぐ、e-ロマン画家である。

 一般的なエロ漫画家と呼ばれる、オナニーばっかしてエロ本読み漁って猥褻な漫画描いてるような下等でクズな連中と一緒にされたくないので、「自分はそんな猥褻なやつらと違う!」ということを確認するために、秋葉で開かれたエロ漫画家の飲み会に行ってきた。


《エロ漫画家飲み会》

 ちなみにその日集まったのは

黒野マサカド
伊駒一平
ミル・フィーユ
牧部かたる
URAN
狼亮輔
彩矢

(敬称略。ちなみにuran 狼 彩矢 の3名は女性)

その他ライターさんやら編集さんやら、恥ずかしい商売してるエロ人間どもが11人も集まり、そこへ私も部外者ながら加わった。


 今日はスペシャルゲストとして、「イケメンすぎるエロ漫画家」として一部で有名なピクピクンが来る予定だったが、急用でこれなくなってしまった。
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 イケメンがこないことで女性作家が残念そうにしていたが、「どうせ女でエロ漫画描いてる連中なんてチンポ見せておきゃ喜ぶんだろ?」、と思ってパンツを脱いでチンコを見せたら、とても軽蔑のまなざしを受けてしまった。

 私がピクピクンのようにイケメンだったら、もしくは私のペニスがもっと大きければ反応が違ったのだろうか?

 なんにせよ人がせっかく親切でチンコ出したというのに一瞥もくれずに終わりとは・・・これだからエロ漫画家なんて下等な連中とは私は合わないのだ。


 飲みの席で私は女性作家陣の対面に座り、チンコの話やオナニーの話をしきりに振ってあげたのだが、恥ずかしげに俯くばかりであまりのってこなかった。
 やはりエロ漫画描いてる女なんて、下衆すぎて私とは話が合わないようだ。

 エロ漫画家なんて恥ずかしい人種と飲んでいても、所詮得るものなんて何もないな、と思っていたが、黒野マサカド先生からチンポとオナニーに関する驚愕の真実を教えてもらった。

 以前、オナニーの後おしっこしたら金玉や下腹部が痛くなって泌尿器科へ行ったが原因が分からなかった,という記事を書いた。
 小便しまくったら治ったので、私は勝手に、滅茶苦茶小さな結石が尿道に詰まったんじゃないかと解釈していた
のだが、マサカド曰く、いやマサカド大先生曰く・・・・
「オナニーの後、たまに精子が尿道に逆流して詰まって、痛くなることがある」
・・・・・・らしい。

 特に精子が飛ばなくて粘度が高い人や、尿意をガマンした状態でオナニーする場合、それが起きやすいらしい。・・・全部当てはまる。
そうか!詰まったのは結石ではなく自分の精子だったということか。

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謎は・・・全て解けた。原因はオナニーだった、と。

だからと言ってオナニーをやめることはありえないのだが。

じっちゃんの顔に射精(か)けて
・・いや、もといじっちゃんの名にかけて。

 ちなみに黒野マサカド先生は、散々説明してくれた後で「ま、俺はそんなのなったことないけど・・・」と言っていた。「じゃあ、なんでそんな詳しく知ってんだ?」という突込みは胸にしまいこんだ。きっと恐ろしく博識なだけなのだろう。

 つーか、泌尿器科に行ったときに、オナニーしていたことを隠さずに正直に話していれば、先生もその可能性にきづいていたかもしれん。

 やはり人間は正直に生きるべきなんだ、と私は人生について大事な何かを学んだ気がした。

 というわけで、どうせエロ漫画家なんてチンポとオナニーとエロい話しかしない下等人種で、まともな話なんて出来ないだろう、と思っていたが、思いがけず有意義な情報を得ることができた。

参加してよかったと思っている。