私の名前は天馬ふぇみお、ここ最近ブログの更新を怠っていたが、別に仕事が忙しかったわけでもなく、ただのんべんだらりとPSPで遊んでいただけの、もはらe-ロマン画家とも呼んでいいかわからないニート漫画家・・・つーか単にニートである。

 宮崎駿先生がおっしゃってる通りだ・・・

飛べない豚はただの豚だが、仕事をしない漫画家はただのニートなのだ



 《テルマエロマエから出版業界を考える》


 私はニートなので、仕事もせずに昼間から寝そべって漫画を読んだりするわけだが、テルマエロマエの連載が終了してしまったらしい。

 テルマエ・ロマエは映画化までされた大ヒット作だが、掲載されているのは「コミックビーム」というマイナー誌である。

 多くの作家は部数の多いメジャー誌を目指す。

 読者が多い雑誌ほど、自分の作品の売り上げも期待できるのだから当然なのだが、じゃあテルマエロマエのような名作が何故マイナー誌で連載してるかというと、当然最初はメジャー誌に持ち込んだのだが端にも棒にも引っかからず、拾ってくれたのがマイナー誌だけだったからなのである。

 掲載誌自体はマイナーでも、口コミで評判が広がりテルマエは大ヒットしたので、作者のヤマザキマリさんは今後メジャー誌からも引く手数多だろうことは想像に難くない。

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 それはいいのだが、メジャー誌編集が気付かなかったヤマザキさんの才能を花開かせたコミックビームの担当編集さんはどうかというと、もちろんメジャー誌にヘッドハンティングされることもなく、これからもマイナー誌の編集であり続ける・・・はずである。

 漫画家は実力社会なので、マイナーで結果を出せた作家はメジャーへ行くこともできる。

 ただ、作家の才能を見抜いたり才能を花開かせたりする編集という職業も、個々の実力がもろに問われる重要な職種なのだが、出版業界が実力主義かというと真逆の世界だったりするのだ。

 出版業界は大手と中小で、「」と「スッポンのちんこの先についたチンカス」ほどに編集さんの給与待遇が違うのだが、大手出版社に入社できた人と、中小どまりの人で何が違うかというと、別に才能や実力ではなく、就活の面接でうまくやれたかどうかだったりする。

 その後担当作家にヒットを飛ばさせたという実績が会社内の出世レースにおいてものをいうことはあっても、マイナー誌でいくつも結果を出した編集さんがその実績を引っさげメジャー誌へ移り、下克上を成すなんて話はあまりきかない。

 なにしろK談社が中途募集をしたら2chの業界板にスレが立つくらい、大手出版社は中途採用なんてほとんどとらないのだ。

 出版不況で10年後20年後どうなるか分からない業界なので、優秀な人材が上に上って駄目な人間が淘汰される・・・そんな合理的な業界に構造転化しないと、そのうち会社単位で淘汰が進んでしまうじゃなかろうかと、余計なお世話ながら考えたりする次第である。

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 ちなみに、「お前はメジャーを目指したことはなかったのか?」と問われるなら、ほとんどのエロ作家もマイナー作家も「一度は目指した」と答えるはずである。

 「いきなり連載決定とか言われたらどーしよ?入ったばかりのバイトいきなり辞めますとか言ったら店長どんな顔すんだろ・・・」とか思いながらメジャー誌に持ち込んで、クソミソに言われ、(あの編集の見る目がねーんだよ!)と思ってマイナー誌に持ち込んだらやっぱりクソミソに言われ、超マイナー誌でもぼろ糞に叩かれ、初めて現実の厳しさを知る・・・

 漫画家志望者なら誰もが通る道である。


 そうしてメジャー誌で端にも棒にも引っかからなかった挙句、唯一拾ってくれたエロ漫画業界の、更に底辺で生きてる私が「出版業界も実力社会に・・」なんていったところで、もちろん負け犬の遠吠えである