E-ロマン画家天馬ふぇみおの笛美男IZM

底辺エロ漫画家...もとい愛の"ロマン"を紡ぐ『E-ロマン画家』、天馬ふぇみおの肥溜みたいな日常を綴るブログ

2014年05月

エロ漫画家と希望と絶望と ~その2~

私の名前は天馬ふぇみお、ふと押入れを整理していたら自分のデビュー直後の漫画を見つけてしまい、あまりの下手くそさに絶望するe-ロマン画家である。

download
downloadddd

 この肛門に万年筆を挿して、ウンコをインク代わりにして描いたような落書きだが、こんなのでも13年前の私は本気でそこそこイケてるつもりで書いていたのである。
 もし自分の精子を修正液にしてこの過去を消せるなら消したいものだが、最近放射能の影響なのか単なる歳のせいなのか、精子の量が減っている私にはこの黒歴史を塗りつぶせるほどの精子は出せないので、また絶望に駆られるのである。


《あきやまひでき先生》

 デビュー当初の原稿をもし今の私が見たら、「お前才能ねーからやめちまいな」と言い放ったと思うのだが、不幸にも当時の私にそんな的確なアドバイスをくれる人がいなかったので、私は今も業界の底辺で漫画家を続けている。
 漫画家にしろ作家にしろ芸人さんにしろどの業界でもそうだが、ごく一握りの勝者が栄光を掴みとるその足元で、多数の敗者が泥水すすりながら生きているのである。

 で、「若さとは可能性だ」なんてよく言うが、若い頃というのは未来が無限に広がっているように錯覚しがちである。
 上にも下にも可能性は広がっているのに自分は上の階段を登り詰めるに違いないと考え、実際には下の方に転げ落ちる可能性の方が大きいのだが、そんなリスクは考えずに多くの若者が突っ走る。

 若さとは勢いであり、こんなインポテンツな私ですら、十代の頃はビンビンに上向きで生きていたものである。
20140220_65561

 しかし図を見てもらえば分かる通り、若い頃はビンビンに上向きなのだが、年代が上がるにつれて、人間は勢いを失っていく。

 かくいう私も勢いで就職したゲーム会社をやめ漫画業界に飛び込み、多少の上昇や転落はありつつも、基本的に低空飛行でかろうじて漫画家を15年ちかく続けているが、流石に若いころのような『俺は上へ登っていくぜ!ε=┌( ・д・)┘』的な勢いはなくなってきた・・・作家的にもチンコ的にも。

 デビュー当時に知り合った仲の良い作家さんのうちの何人かは既に作家をやめ、ここ最近になって碧木誠心先生や黒野マサカド先生などの知り合いも「やめるかも」と言い出している。

 なので三十過ぎ、四十過ぎになって業界を辞めていくお笑い芸人さんの話とかを聞くと、他人ごとには感じない。
 どの世界でも同じだろうが、若いうちは勢いと情熱で突っ走れたのに、三十代にさしかかると段々息切れを起こし、これがアラフォーになるとついに歩みを止めてしまう者が何人も出てくるのだ。
 それでもこの業界、40代になっても諦めずに続ける人も多いのは、、歳取ってからブレークする人も少なからずいるからである。
 そういう前例があるからこそ、諦めきれずに希望を持ち続けようと思ってしまうのだ。


 私の身近にも、そういう良き前例が一人いる。

 あきやまひでき先生という方で、御年50歳になるが、去年からビッグコミックスペリオールで「かびんのつま」という作品を連載している。実はこの方とは、元々私がプレイコミックという雑誌で「ラバーズホテル」という漫画を連載をしていた時に、アシスタントとして入ってもらったのが縁で知り合った。
10e5874a.jpg
↑このモノごっつい背景を描いてくれたのがあきやまさんである

 元々単行本を10冊以上出していて、私よりも全然キャリアのある漫画家さんだったのだが、漫画の仕事がなくなったので色々なとこでアシスタントをしながら生計を立てていて、当時は私もそこそこ忙しかったので月に数回来てもらっていた。

 で、このあきやまさんの奥さんは紫外線過敏症で科学物質過敏症でさらに電磁波過敏症という難病を患っている。聞きなれない病名だが、最近は厚生労働省でもれっきとした病気と認められているらしい。この日本で化学物質に触れずに生活するなんて不可能なため、日常生活を送るのも難儀で勿論働くなど出来ず、食事も完全オーガニックの物しか食べれない。

 ちなみに私はおちんちん過敏症という病気である。おちんちんが外的刺激に過敏に反応してしまいすぐ射精してしまうという恐ろしい病気だが、厚生労働省に障害者年金の申請をしたら敢えなく却下された。全く日本の医療制度はどうなっているのだ。

 まあ私の病気の話は置いといて、奥さんの治療に食費にとなにかとお金がかかるので、あきやまさんはいろんな作家さんのとこでアシスタントを掛け持ちしていた。

 私が同じ立場で病気の奥さんを支えなければならないとしたら、不安定なマンガ業界なんぞ足を洗って普通に働くことを考えると思うし、たぶん毎日お金と将来の不安でウジウジ悩んでそうな気がするのだが、あきやまさんは特に悲観するでもなく、泰然自若と日々忙しくアシ業に励んでいた。

 で、その一方で、仕事を切られて以降何年も連絡をとってない編集さんに電話をして、「科学物質過敏症をテーマにした漫画を描きたいのだがどうでしょうか」と持ちかけたそうだ。私なんか、何年も連絡をもらえない編集さんに電話するってだけで、電話の前で3日ほどウジウジ悩むと思うのだが、あきやまさんはそんなことでは1秒たりとも悩まない。

 私がプレイコミックで連載の話を持ちかけられてから実現するまでには1年以上かかっているのだが、一般誌で連載を取ろうと思うと、1年2年かかるのはザラである。
 それで実現すればいいほうだが、何度も担当編集さんとコンテを練りなおして企画を磨いても、編集長の好みやら、出版社の社内人事やらの理由でオジャンになることだってある。勿論、その企画を練ってる間漫画家に収入は発生しないから、一般誌の連載を狙うというのはとてもリスキーなことなのである。

 奥さん養うためにとにかく目先の金が必要な状況で、私だったら取れるかどうかも分からない連載のために頑張れないと思うのだが、あきやまさんは頑張った。といっても、歯を食いしばって頑張ったというより、普通に淡々とアシスタント業で稼ぎながら、空いた時間に淡々と営業向けのコンテも描き、実を結ぶまでには結局1年以上かかったが、見事「かびんのつま」の連載にこぎつけたのである。


 そんなあきやまひでき先生の「かびんのつま」第一巻の単行本が先日出てな、かなか好評なようなのである。

 歳とっても頑張って性交・・・・いや、成功してる人を見ると、私だってまだまだやれるんじゃないか、と勇気をもらえる。 。こういう前例を目の当たりにしてしまうから、漫画家なんぞとっとと辞めちまえばいいのにズルズルと続けたくなるのである。


 ただし、営業用のコンテも描かずに自分のチンコを右手で掻いているだけでは性交も成功も掴めないということは肝に銘じておかねばならない。

エロ漫画家と希望と絶望と その1

 私に名前は天馬ふぇみお、最近大事な膜がキズモノになってしまったe-ロマン画家である。

 勿論アナルの処女膜は大事に守り通しているのだが、それ以上に大事な膜が傷つき、炎症を起こしてしまった。早い話が年に2,3回はかかってる角膜炎を、またよりによって病院がやってない連休中に患ってしまい、しばらくまともに目が開けてられない生活をしていたのである。

 目が開けられないと仕事にならないが、そんなことよりもPCでエロ動画を見れないのが私にとっては致命的で、絶望のあまり乳首を掻っ切って死のうかとすら思った。

 まったくもって私は、アンラッキーヤングメンなのである。


《幸せって何だろう》

 人間の幸せとはなんだろう。

 ・・・こんなことを書くとまるで青臭い童貞の中学生の書いた作文みたいだが、とにかくここ最近そんなことを考える。

 先日の春先、古い知り合いの作家さんたちと久々に会う機会があった。『幻羅』という、とっくに潰れてしまったエロ雑誌だが、そこで書いていた作家同士で集まったのだ。
kaminomizo7-img450x600-1383128412nlydor58243

↑残念ながらこの号には私の名前が載ってない。
何しろ潰れる直前から描き始めたのだから


 深紫'72先生の呼びかけで花見をすることになり、ペニシリンⅪ、小峰つばさ、神無月ひろ、よつば真澄(以上敬称略)、そして私の6人が集まった。
 ちなみに、神無月先生とよつば先生は女性作家で、しかも二人ともなかなかの美人であるが、やはりエロ漫画家だけあって社会性というか一般常識に欠けるらしく、当日は生憎の大雨で花見でなく普通に居酒屋に入ることになったので、『サクラの代わりにお二人の花ビラ拝ませてくれませんか』、と私が丁寧にお願いしたにもかかわらず、ガン無視されてしまった

 まあそんな怨みつらみは置いとくとして、昨今はエロ業界も不景気で、エロ漫画家6人が集まって話す内容も「最近仕事が減った」というような不景気な話ばかりであったが、貧乏人同士の会話はとても楽しかった。

 知っての通り漫画家や作家、芸能人やら芸人のような類の仕事は、極一部の売れっ子と多数の売れない連中達で構成されるピラミッド社会である。
 底辺の食うや食わずの人たちがそれでもその仕事にしがみつこうとするのは、いつかは大逆転してピラミッドの上の方に行けるんじゃないか、と夢見るからだ。

 普通の企業なら地道に出世を重ねていくことは出来ても一気に階段を駆け上がって勝ち組になるようなことはないが、作家や芸人のようなヤクザな商売ではそれがあり得る。
 だからこそそういう人たちは、底辺で貧乏暮ししていても、それなりに目が輝いて楽しそうに見えたりするのである。


 とどのつまり、人間の幸福ってのはお金ではないのである。

 ・・・なんて書いちゃうと、まるで昔の飯島愛のAVを古本屋で見つけて「すげー、サンジャポに出てた人だぁヽ(=´▽`=)ノ♪」と喜び勇んでオナニーする青臭い中学生の書いた安っぽい作文みたいだが、本当にそう思うのだ。

images

 希望を持って前向きでいられる間は、人間、富や地位に関係なく幸せだし、希望を抱けなくなると人間は不幸になる。飯島愛さんがそうであったように、それなりの地位や収入のある人でも自殺に走ったりするわけだから、人間、金があれば幸せってものでもないのだ。


 とはいえ、出版不況で雑誌そのものの数が減ったり、そのくせ作家の数が増えたり、やたらと無駄に描き込ませる風潮が広がり仕事として割に合わなくなっていった り・・・・・呑気にち●こま●こ描いてるだけに見えるエロ漫画業界もそれなりに大変で、事実、漫画業から手を引こうという人が私の身近でもチラホラ出てきてい る。

 人は夢だけじゃ生きてはいけないのだ。

 ・・・こんなことを書くと、まるで飯島愛の裏ビデオを観て「なんだよ、擬似本番じゃん∑(゚Д゚)挿入してないじゃん・・・モザイクあるからって手を抜きやがって・・・大人って嘘つきじゃん(`;ω;´)」と憤慨しつつオナニーする青臭い童貞の中学生の書いた作文みたいだが、それは紛れもない事実である。

man001w
↑とある無修正裏DVD屋の広告。最後の「本番」と書かれるべき部分が
 小さい字で『本』になってるのはきっと業者の良心のなせるワザだろう


 かくいう私も、いや私にかぎらず多くの貧乏作家がそうだと思うが、希望と絶望を行ったり来たりしながら、今日も作家業を続けている。

 人間はクソみたいな現実の中で希望をどう持ち続けていけるのか・・・次回はそんな青臭いことを真面目に考えてみたいと思う。

(続)
アクセスカウンター
  • 累計:

livedoor プロフィール










↑天馬がたまに利用させてもらってる無料のキックボクシングの練習会。練馬区内の体育館借りてやってますんで、フィットネス感覚でもガチでやりたい人も老若男女興味あったら覗いてみてやってくださいなm(_ _)m



↑犬猫の里親募集HP  動物飼いたいと思ってるならペットショップ行く前に覗いてみてやってくださいな。犬猫フェレットウサギ・・・大抵の動物は買わなくても身寄りの無い子をもらってこれます


記事検索
  • ライブドアブログ