私の名前は天馬ふぇみお、エロ漫画は未だ未熟の極み、文章も下ネタを交えないと全然筆が進まない、アナルには小指の先くらいしか入らない、いろんな面でまだまだアマちゃんなe-ロマン画家である。今回は珍しく、真面目な話をしたいと思う。


《震災を思い出す》
 今更ながら震災のことを思い返している。というのも、生まれて初めて「あまちゃん」というNHK朝ドラにハマっているとは以前書いたが、東北を舞台にしたそのドラマ内で、ついに震災の様子が描かれたからなのである。

 以前から、いずれ震災も描かれる、ということは脚本の宮藤官九郎がインタビューで語っていて分かっていた訳だが、実際その時が来ると、どんな描写がされるんだろうと怖い気持ちがあった。

 何しろ、震災当時はずっと一日中、津波の様子とかを食い入るようにテレビで眺めていた私だが、今は逆に震災当時の映像を精子・・いや、正視できなくなっていて、たまに震災のドキュメントとかが放映されていた時や、あと震災関係ないけど剛力彩芽が映っていた時は、すぐにチャンネルを変えてしまう。
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自分でも意外だが、軽くトラウマになっているのだ。剛力がじゃなくて、震災が、だ。

 ちなみに、私はちょいちょい剛力彩芽を引き合いに出すが、たまにブサイク男が「モー娘。の●●とならやれ る?」「俺はぜってー無理」みたいな調子ぶっこいた会話してたりするのを聞くと、「モー娘。の●●だってお前ごときに体許さねーよ、ばーか」 と心の底から思う。
 なので、もし剛力彩芽が足舐めたらセックスさせてやる、と言ってきたら、私は喜んで犬のようにベロベロ足を舐めまくるだろう、とここに宣言しておく。
 ただし、足とか脛とか太腿とか色々なとこ犬のように舐め回しながらも、心の中では「お前なんて、事務所の力でテレビ出れてるだけだからな」と毒づいていることだろう。私は体は売っても誇りだけは売らない人間なのだ。

・・・さて、何の話だったか・・・?そうだ、震災だ。

 そんなわけで、クドカンが震災をどういう描写するのかとても気になっていたのだが、実際見てみたら、当時のショッキングな映像なんかは一切使われず、大人しい描写だった。けれども、ある意味でとても生々しい描写でもあった。
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 主人公たちは最初は何が起こったかわからず、余裕かましていたけど、だんだん事態が飲み込めてくるにつれ、深刻な表情を浮かべはじめる。そのへんの描写が、嫌にリアルで、自分自身を思い起こさせたのだ。

 確かに、地震の時の私は、ステレオタイプに泣き叫んでなんかいなかった。

 地震が起きたとき、私はトイレに入ってウンコをしていたのだが、一回目の地震で、「あ、地震だなぁ」位にしか思わなかった。トイレなら安心だな、と最初は余裕だった。だが揺れは止まず、家具は倒れ出し、だんだんこれはヤバイやつなんじゃないか、と不安になり、便座に座りながらマジで信じてもいない神に祈った。

 うんこの最中に死ぬなんて最悪だからだ。

 一回目の揺れが収まり、お尻を拭いてトイレを出ると、部屋は滅茶苦茶になっていた。
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だが、そのあとも揺れが繰り返され、私はとりあえず右往左往している猫達を放って、自分だけ家の外に出た。
 
 外に出てしまえば安心で、途端に余裕が出てきて、同じく外に出てきた近所の人と「でかかったすねー」と雑談してた。猫が家具に潰されてないか、それだけが心配だったが、私にとって、それはちょっとヤバイ日常、位の感覚だったのだ。

部屋に戻ったら猫が消えてたのでパニクって探したりはしたけれど。


 夕方のニュースで津波のショッキングな映像をテレビで見て、それでも最初はニュースでも確か死者数十名、くらいにしか言ってなかったので、「この映像の割には意外に大したことなかったんだな」としか思わなかった。

 知り合いと飲みに行く約束をしていたが、そいつに「明日予定通り飲むの?」とメールしても、普通に「飲むよ」と返って来て、その時の私も「ああ、予定通り飲むのか」、位にしか思わなかった。

その時の私には、やっぱり"ちょっとヤバイ日常"でしかなかったのだ。

 11日の深夜になると、帰宅困難者が道路を埋め尽くし、岩手の一部地域が全滅、みたいなニュースが流れ、これが一生に一度あるかないかの"非日常"なんだ、とようやく頭では理解出来てきたが、それでもまだ、これが現実なのだという感覚に乏しかったような気もする。一晩寝てしまえば、意外に笑い話で済むくらいの小さな被害で収まるんじゃねーか、とどこかで思っていたかもしれない。


 ・・・なんか、軽い気持ちで書き始めたが、コレ、相当長くなりそうだ。ネタがネタだけに中途半端にはできないというか・・・。
 前回のmixiブラックリストの記事もまだ書き途中なのだが、とりあえずこの記事の続きは近日中に書く事としよう。

《続》