私の名前は天馬ふぇみお、筋力とチン力は加齢とともに衰えながらも、妄想力だけは歳を追うごとに増大していく脳内勃起e-ロマン画家である。
 なにしろ最近は電車に乗る度に車両を闊歩して昔の知合の女性がいないか探している。
「●●ちゃん久しぶり。えっ?今は結婚して子供もいるんだ。でも懐かしいねぇ・・・つもる話もあるしよかった飲みにでも・・・」なんて会話から人妻との情事に発展する展開に妄想を膨らませての行動だが、今のところ都合よく知合いと出会えたことは一度もない。

 つーか最近はマスクつけてる奴多すぎて顔の判別すら難しい。フランスではムスリム女性がブルカで顔を隠すのを法律で禁じてるようだが、日本でも私のストライクゾーンである18歳から52歳までの女性のマスクの着用を法律で禁じてもらえないだろうか。


《長期連載インフレーション問題》

 さて、前回書いた長期連載インフレーション問題である。

 これはバトル系の漫画によく見られる現象で、連載をズルズル延ばしていくうちにキャラの強さがどんどんインフレしていくという問題である。
 一番わかり易い例を挙げるなら鳥山明先生の名作『ドラゴンボール』が典型だろう。
 最初はほのぼのとした格闘漫画であった。しかし格闘漫画というのは基本同じような展開の繰り返しである。

強い奴と闘う→苦戦するが本人もパワーアップ→強敵に勝つ→さらに強い奴が出てくる

 このパターンを繰り返してしてるてるうちに人間レベルじゃ足りなくなってきて、ピッコロ大魔王という宇宙人が出てくる。
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 コイツはドラクエとかのRPGによく出てくる「封印された伝説の悪魔」的な扱いで、ドラゴンボール7つ集めたらなんでも願いを叶えてくれるという神龍すらお手上げというまさにラスボスに相応しい強さであった。

 しかしピッコロを倒してもジャンプ編集部は看板漫画を終わらさせたりはしない。

 今度はピッコロを子供扱いするベジータという宇宙人が出てくる。
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 ベジータはサイヤ人という宇宙人の種族なのだが、更にはそのサイヤ人も怖がる宇宙最強の悪魔、フリーザが登場。
 ピッコロさんが戦闘力300ちょいなのになんとこのフリーザ様の戦闘力は530000らしい。
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 フリーザ様と決戦するときには他のキャラもパワーアップしちゃってて、ベジータは地球ごと吹き飛ばすほどの破壊力をもつまでに至るのだが、そんなベジータの渾身の一撃を軽くいなしちゃうくらいにフリーザ様は断トツに強く、まじでクシャミしただけで地球が滅びるんじゃねーかというレベルのまさに宇宙一に相応しいラスボスであった。

 そんなフリーザを悟空は苦労の末倒し、さすがにドラゴンボールの連載も終わるだろう、と皆が思っていたけどドラゴンボールは終わらなかった

 フリーザ編が終わった直後、泣く子も黙る誰もが恐れる宇宙最強最悪のラスボス、フリーザ様が実は生きていて、再登場する。しかも、パパを連れて・・・!!
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あのフリーザ様が喧嘩に負けて父親に泣きつく小学生のように「パパ、あれが地球だよ」と言ってる姿は正直見たくなかったΣ(゚Д゚;)

 そんなフリーザ様よりも強いフリーザパパが出てきた日には地球はどうなってしまうんだ!?と思ったらフリーザパパは突如出てきた新キャラ、トランクスに子供扱いされてあっさり殺されてしまう
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 こんな感じで連載進む毎にキャラの強さがどんどん際限なくインフレしていくのが「長期連載インフレ」であり、連載開始時「ジャン拳」でほのぼの闘っていたドラゴンボールの主人公、孫悟空は、連載終盤には地球上に存在するどの架空のヒーローや神様よりも強い孤高の存在にまで昇りつめていたはずである。

 悟空の嫁さん、チチは普通の人間の女性なので、悟空の夜の生活はフラストレーションの溜まるものだったろう。なにしろ本気で腰を振ればピストン一発で子宮どころか地球を破壊しちゃうので、最新の注意を払ってゆっくり優しく腰を振らなきゃならない上に、本気で射精すれば0.2ミリのオカモトの極薄コンドームなど5枚重ねにしても突き破ってしまうことだろう。
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↑そんな悟空とチチの夜の生活を描いた同人誌も世の中にはあるらしい

 ちなみに余談だが、コンドームを二重や三重につけると摩擦係数の関係で逆に破れやすくなるので注意が必要である。

 さて何の話だったろうか( ゚д゚;)?
 ・・・・・そうだ、漫画のインフレ問題である。

 たかだか8話か9話くらい続きモノのエロ漫画を描いたくらいの私が名作「ドラゴンボール」を引き合いに出すなど、素人童貞が風俗嬢の「あーん、気持いいぃ」という嘘アエギを真に受けてテクニシャン気取るくらいにおこがましいのは百も承知だが、エロ漫画にもインフレ問題は存在しているのである。

 そろそろ股間のゴールデンボールを軽くするために元気玉を発射したくなってきたので、次回にエロ漫画界にも存在するインフレ問題について語っていきたいと思う。

(続)