私の名前は天馬ふぇみお、アレルギー体質でたまに体中・・・時には末端部分の包皮まで痒くなるムズ痒ちんぽe-ロマン画家である。
 しかし痒みにはムヒかキンカンを塗るのが相場とはいえ包皮にキンカンを塗るととんでもないことになる・・・・20年前それを身をもって学んだ私は、アイスノンを股間に当てて抗アレルギー剤を飲み、痒さを必死に紛らわすのである。
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 20年前の当時にヤフー知恵袋があれば股間にキンカンを塗る愚行を犯さずに済んだのに・・・そう考えると昨今のネット社会とはありがたいものである。
 そんな包皮に問題を抱える私ごときが偉そうに語れる程の『今年の抱負』はないのだが、とりあえず去年から始めてまだ完結してない事柄だけは今年中にケリをつけたいところである。


《単行本》
 
 サラリーマンにはボーナスというものがあるが、漫画家にはそんなものはない。単行本を出さないとドカンとまとまった印税は入ってこない。
 私は取次のブラックリストに載ってしまい「天馬ふぇみお」名義の本は一時期出せなくなっていたのだが、一昨年、ほとぼりが冷めた頃合いを見計らって、発行部数はかなり減らされたものの5年ぶりに海王社から単行本を出してもらえた。
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 その作品の売り上げがそこまで悪くなかったということで、今電子書籍で描いてる「欲求不満の人妻は温泉旅館で激しく悶える」も同じく海王社から単行本化されることが去年末近くになって急遽決まった。

 なもんで去年末、大急ぎで表紙や裏表紙を描いて納入した。
人妻は温泉宿で淫らに交尾る表紙 のコピー

 ちなみに海王社という会社を殆どの人は知らないだろうが、中堅出版社であるぶんか社の子会社である。

 じゃぁなんでぶんか社が直接出版しないのか( ゚д゚)?と疑問に思う方もいるだろうが、そこは業界のちょっとした裏事情ってやつがある。
 18禁の成年漫画を出版する版元は殆どが零細出版社だが、エロのジャンルは需要が手堅いのでどの出版社も手を出したいと思っている。とはいえ文芸系の本も出してる出版社だと世間の目もあり露骨にガチエロに手を出せないってことで、それなりに名の知られた中堅出版社は名義上の子会社を作って、白夜書房ならコアマガジぶんか社なら海王社・・・と子会社の名義でエロ漫画を出版する訳である。

 ちなみに私が以前描いてたエンジェル出版も双葉社の子会社であるが、編集部は双葉社の建物内にあって、編集さんとの打ち合わせや原稿の受け渡しも普通に双葉社内で行っていた。

 余談だが、最近はDMM.COMなどの電子配信によるエロ需要が活況で、ネットの方が紙の出版よりも規制が緩いということで小学館のような大手出版社やソ〇ーのような巨大企業系列の会社までダミー会社を作って配信業に乗り出していたりするのでもはや何でもありの魑魅魍魎の世界となっている。

 話が左に大きくそれてしまったようだ・・・左に反れているのは私のおチンチンだけで十分なので、単行本のことに話を戻そう。

 単行本を出せばまとまった金が手に入る一方、売り上げが極端に悪ければ逆に仕事がなくなるというリスクもある。
 今年の抱負といってもやるべき作業はほぼ去年中に済ませているのであとは運を天に任せるしかないのであるが、今年も枕を高くして寝ながらオナニー出来るように単行本の売り上げアップを必死こいて神に祈る・・・これが私の今年の抱負なのである。

 単行本作業については色々紆余曲折があったので、それについては次回語ることとしよう