私の名前は天馬ふぇみお、アラフォーでありながらいまだに心と肛門の純潔を保つ、pure肛門e-ロマン画家である。
 昔から性に対して奥手だった私は、恥ずかしながらもうすぐ40歳間近だというのに肛門に性器を突っ込まれたこともなければ、女性の肛門に性器を突っ込んだこともない。

 せいぜい、ドS女から肛門にローターを突っ込まれた経験ビール浣腸された経験くらいしかないウブな私だが、世の中には私と違って普通にアナルセックスもやりまくってる性豪と呼ばれる人たちがいる。その人たち曰く、「マ〇コもア〇ルも慣れれば感触は一緒だよ」ってことらしい。
 だからその手の性豪な方々は突っ込めればどっちの穴でもこだわりはないらしく、二つの穴を一緒くたにして「マンコーモン」と呼んだりするそうだ。


 さて・・・・・私は何を言おうとしてたのだろうか( ゚д゚)?

 そうだ、マンコーモン・・・いや、単行本がもうすぐ出るという話である。
 ・・・すまん、ちょっと話の持って行き方が強引すぎた。反省してるがとにかく話を進めよう。


《続・女豹伝説》

 単行本は出ることとなり、その作業の担当となったのは『ぶんか社の女豹』と呼ばれるI女史であった。

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 得意のロリアニメボイスで幾多の荒くれ者の男性作家の牙を抜き、腑抜けに変えてくと噂の女豹であったが、私の単行本作業も案の定のI女史のペースにまんまと乗せられ、タイトルも彼女の独断で『人妻は温泉宿で淫らに交尾る』に決まってしまった。

 業界随一の亀頭派・・・いやもとい武闘派漫画家のプライドにかけて、私はこのまま女豹に骨抜きにされるわけにはいかなかった。
 表紙や裏表紙に使うイラストは既に入稿済みで、タイトルも決まったのであとは表紙の出来上がりを待つだけであるが、表紙の色見本が出来上がったら、何でもいいから難癖をつけてやろう・・・クレーマーのようなことしたくなかったが、女豹に一矢報いるにはそんなみみっちい抵抗しか私には残されていなかった。

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 早速表紙カバーの色見本が届いたので、色合いが悪いとかタイトルのフォントが気に入らないとか、とりあえず粗を探してクレームをつける気満々で封を開けたところ、一枚の紙片がひらりと落ちた。

 それはファンシーなメモ用紙に女子高生のような丸文字で書かれた女豹直筆のメッセージカードだった・・・。
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 メッセージカードを見て私が脱力しきったタイミングを見計らったかのようにI女史から電話がかかってきた。

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「あ、ふぇみお先生お疲れ様ですぅ。
カバーの見本届きましたかぁ?
何か気になる点とかございますかぁ?」


 私は頑として応えてやった。
「まったく・・・問題・・・ない・・・・で・・す」

 ・・・・・・・・これが女豹のやり口であった。

 後日、今度は口絵(表紙を開いた後に出てくる中扉)と目次ページのサンプルも送られてきた。

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 やっぱりファンシーなメモ用紙に描かれたファンシーな直筆メッセージが添えられていた。

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 またI女史がアニメ声で「仕上がり問題ありますかぁ?」と訊いてきたきたので私は今度こそ女豹にガツンと言ってやった。
「問題ないです。Iさんの仕事っぷりは最高です!!


・・・・こうして、作家側からダメ出しが一切なかったこともあり、単行本作業はトントン拍子に進んだ。

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本日2月6日に晴れて発売である



とりあえずこれから業界を目指す若い人達にはぜひ知ってほしい。出版業界とは魑魅魍魎の蠢く闇の世界なのだと。

(続)