私の名前は天馬ふぇみお、その身に熱い闘志をたぎらせ、その睾丸薄い精子をたぎらせる、Lowスペルマe-ロマン画家である。

  ちなみに最近、欧米人の精子の数がここ40年で60%減少してるとニュースになっていた。アジア人やアフリカ人は精子の量に変化がないので欧米人の生活環境が影響しているのではないかと言われている。

 しかし、アメリカナイズされた高校生活を送っていたせいか、どうやらアジア人の私も大幅に精子の量は減っていたようだ。
b6459bf8
ふぇみお18歳

 試しに先ほど放出したばかりの精液の中の精子を数えてみたところ、345万とんで6831匹しかいなかった。どうりでセックスを覚えて20年も経つというのに一度も女性を孕ませられなかった理由がたった今分かった気がした。
 いや、違うか・・・女性を孕ませた経験がないのは単に私がセックスの体験数が少ない上に、ほぼ100%の確率で亀頭にヘッドギアを被せるSAFETY FUCKを徹底していたからだった┐(´д`)┌

 さて・・・・・・私は何の話をするつもりだったのだろうか( ゚д゚)?

 
そうだ、亀頭に・・・じゃなくて頭にヘッドギアを付けてマッチョ黒人とガチンコ勝負した話をするはずだった。
 

《ガチンコバトル》

 Mr.ブラックパンサーについてはガーナ人でベースは空手らしい、という以外は主催者側も素性をよく分かっていないらしかったが、「空手家らしく前後の出入りがとても早いからストレートの差し合いは避けた方が良い」と事前にアドバイスを受けていた。

 ゴングが鳴る。早速相手が一気に距離を詰めてパンチを放ってくる。事前情報の通り、ストレートは早くて重かった。

 bpuns1

さらにブラックパンサーはパンチを打ってくる。早い。重い。
bpuns4

 このブラックリーサルウェポン相手に勝機などあるのだろうか?

 しかし小さい頃の私はほんのわずかな可能性でも諦めずに闘った。本当にまだ小さい頃、身長が0.06mmしかない頃のことなので記憶こそないが、あの時の私はたった「何千万分の一」しかない勝利の可能性を信じ、卵子到達レースに打ち勝ったのだ。
seisi
ふぇみお40年前(イメージ図)

 だから私は今この世界にいる。負ければ生まれてくることさえ出来なかった40年前のあの精子を・・・いや生死をかけた闘いを思い出せ、ふぇみお!私は自分に発破をかけた。

 さらにブラックパンサーはパンチを打ってくる。
bpuns2

 しかしさすがに私も同じパンチを3発ももらえば目が慣れてくる。そして気づいた。このドスンと重いストレートだと思ってたパンチ・・・これ・・・ジャブだ((((;゚Д゚))))!!

 それに気づいた時私の瞳は親に内緒で産婦人科で妊娠検査をする女子高生のようにじんわり潤むのであった・・・。
bp3

(続)