私の名前は天馬ふぇみお・・・これは職業アルアルではあるが、私の仕事内容を知った人から必ず「やっぱ実体験描いてるんですかぁ?」と訊かれるので、その度に毎回「もし俺の漫画が実体験だったら、俺は今頃刑務所の独房で臭い飯喰わされてますんで(*ノェノ)」と答えている変態系e-ロマン画家である。


《エロ漫画家は変態に憧れる》

 さて、前回のブログの「いいねボタン」の押され具合から察するに読者の関心は私の精子並に薄いようではあるが、私の憧れである京本政樹の兄貴について今日は語らねばならない。

 私が京本兄貴をはじめて意識したのは小学校の時にたまたま観たTBSの水戸黄門であった。「名張の翔」というたまーに出るサブキャラで出演していたのだが、「パタリロ」「トーマの心臓」「風と樹の詩」といった美少年ホモ系少女漫画に当時ハマっていた私はその麗しさに心奪われた。

  その後、水戸黄門のお色気担当である陽炎お銀(由美かおる)を主人公にした『水戸黄門外伝 陽炎忍法帖』というスピンオフが放映された。
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  お銀とその部下のクノイチが毎回お色気で悪を成敗するという、内容的には噴飯モノどころか脱糞モノのドラマであったが、「名張の翔」が 準主役の扱いだったので私は京本兄貴とお色気を目当てにそのドラマを観たものだ。
 ちなみにTBSとは「ンポ ぶっ刺し 射精しちゃった(*ノェノ)」の略であるが、そんなハレンチ放送局が作ったお色気ドラマ程度では、私のチンポはまったく射精までは至らなかった
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・・・ただし勃起まではした(*ノェノ)

 
 それはそうと世間と私の感覚がずれているのか、私は最高に男前だと思うのに京本兄貴はなかなか世間的なスターダムにのしあがることがなかった。

  そんな兄貴に転機が訪れたのはTBSドラマ「高校教師」の出演であった。暗くてしょうもない内容のドラマだったが、女生徒をレイプしてそれを録画して脅してさらにHを求める変態教師の役で京本兄貴は光り輝いた。
  どれくらいハマり役だったかといえば、ドラマ人気を受けて映画版が作られた時、ほぼキャスト総入れ替えの中で変態教師役だけはやっぱり京本の兄貴が演じたくらいであった。

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 その後、京本兄貴はたまに2時間ドラマで出演してると思ったら大抵変態役だった、というくらい変態役が板についていた

  麗しき変態・・・ 私はそこに最高のかっこよさを感じ、ますます兄貴のことを好きになった。


 そしてその10年後、上戸彩・藤木直人主演で「高校教師2」が作られたのだ。
 何度再放送しても視聴率がいいので待望の続編が作られる・・・それはまるで『スクールウォーズ2』と全く同じパターンであった。ちなみにスクールウォーズ2は視聴率的に見事な大爆死を遂げた訳だが、「高校教師2」も同様に爆死した(´;ω;`)。

「陽炎忍法帖」「スクールウォーズ2」「高校教師2」は識者からはTBS三大黒歴史と呼ばれている。

 まぁそれはいいとして、高校教師2は前作から10年後の同じ高校が舞台という設定で、当然キャストはほぼ総入れ替えなのだが、唯一変態教師役だけは京本兄貴が続投であった
  更に驚くことに、京本兄貴は10年前とまったく姿が変わっていなかった。
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もはや妖怪の域であるΣ(゚Д゚)。

 永遠の麗しき変態・・・私はこの人こそ自分の理想だ、と思った。

 そして尊敬する京本兄貴に少しでも近づくべく、私は麗しき変態の道を歩もうと努力を続けてきた。今エロ漫画描きを仕事にしてるのも、変態道を極めたいがためといって過言でない。

 そうして私は作家生活17年目・・・40歳の中年になった。

  果たして努力は実り私は変態になれているのだろうか・・・・?

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 まったくもって自信がない(;´Д`)
(完)