私の名前は天馬ふぇみお、最近セクハラを暴露するMee too運動とやらが盛んであるが、便乗して声高に『Mee too』と訴えたいセクハラ被害e-ロマン画家である。

 私をセクハラした相手は担当の女編集であった。

 私は恥ずかしがり屋で常識人なので打ち合わせの際はいつも「えーとこの場面では、アソコ異物挿入されてですね・・・」みたいに説明するのだが、その女は「はぁい、マ●コチ●コぶっ刺す展開でいいと思いますぅ。あと最終的にはぁ肉便器になる感じでぇぇぇ(≧∇≦)b」と私に容赦のない淫語を浴びせるのだ。
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 『マン●』・・・その呪われた3文字は現代社会では口にするのも印刷するのも禁じられた悪魔の単語で、照れ屋な私は親の前ですらその3文字は口にしたことはなかったが、その女はアニメ調のロリボイスに乗せて躊躇なく口にするのだった。
 そのセクハラ女はぶんか社(海王社)のI女史、通称女豹と呼ばれるヤリ手の女編集であった。
 セクハラなのかハニートラップなのかもわからん胡散臭い財務官僚のセクハラ問題を国会で糾弾するくらいなら、こちらの問題について与野党が結束して雌を挿入れる・・・いやメスを入れるべきだと私は訴えたい。


≪女豹 邂逅編≫

 もともと私はぶんか社と何の仕事的な繋がりもなかった。

 デビュー雑誌である「エンジェルクラブ」時代に仲良くなった作家さん達と年に二、三回飲み会を開いていて、そこにエンクラとは何の関係もないけど草津てるにょ先生の紹介でいつしか変態王子 伊駒一平先生が参加するようになり、「ゲイじゃないけど美形のチンコだったら舐めれる、いやむしろ舐めたい(*ノωノ)」が口癖のセックスバーリトゥーダー 伊駒が仲の良いイケメン編集者ということでぶんか社のTさんを飲み会に呼ぶようになり、Tさんが自分の部下のおもろい女編集も呼ぼうってことになり、エンクラ呑み会に女豹ことI女史も来るようになった・・・・要は仕事とは関係ない飲み会仲間のような感じであった。

 Tさんから「女豹」というあだ名を聞いていたのでどんなエロいボディの肉食系姉ちゃんが来るのかと胸と股間をぱんぱんに膨らませていたのだが、来たのはどっちかというと童顔な感じの極めて普通の女性だった。
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 ただ、喋りが独特であった

 ロリアニメ調のボイスでいかにもアニメキャラのようなおっとり甘えた感じの喋り方をするのだ。確かにアニメ好きの多いエロ漫画家ならこのロリ声にやられる人も多かろうと思われた。
 初対面でありながら私は開口一番「その喋り、狙ってやってるんすかΣ(・ω・ノ)ノ!?」と失礼な質問をしたものだ。しかしI女史は「えぇえぇ狙ってなんてないですよぉぉ。そんなに私喋り方変ですかぁぁ?こういう仕事してるから最近頑張ってアニメも観るようにはしてるんですけどぉ、アニメのこととかも全然詳しくなくてぇ」とびっくりしたような表情を浮かべた。

 なるほど、どうやら天然らしい。

 このロリ声と天然甘えおっとり系キャラで男性作家が勘違いを起こしてしまうことはあるかもしれないが、彼女自身は狙ってやってるわけではないのだから、「女豹」などと獰猛な肉食獣呼ばわりするのは失礼だと思った。なので私は彼女のことを「女豹」などとは呼ばず普通に「Iさん」と名字で呼ぶことにした。

 飲み会が終わり、2次会でカラオケに行こうということになった。天然キャラのIさんは「アタシあんまり最近の歌知らないんですよぉ~」と言いながら曲を選んでいた。そして一発目で歌いだした曲は『巫女みこナース』という知る人ぞ知るエロゲーの電波主題歌であった。

 
 自分の武器を自覚していなければできない選曲であった。つーかコイツさっき確か・・・アニメ声の自覚ないしアニメに興味もそんなにないとか言ってたよな(;´・ω・)?
 どー考えても・・・確信犯やんけΣ(゚Д゚;)!!!!

 この瞬間から私の中で彼女は完全に「女豹」としてインプットされた。
 とはいえ、あくまでその時は飲み会仲間でしかなかったので、私が女豹の毒牙にやられることはなかったのだった。仕事として相対するようになるのは、それから1年くらい経ってからのことであった。

(続)