私の名前は天馬ふぇみお、中学生の頃は顔が老けていたので【18禁のエロ本を買いに行く係】をよくさせられていたエロホンショッピング e-ロマン画家である( ;∀;)。
IMG_20200530_103729
ふぇみお 14歳

 昔は今のようにネットで簡単にエロ画像が手に入る時代ではないので、エロネタを手に入れたいと思ったら、林に捨てられている誰かの使い古しのエロ本を拾い漁るか、それが嫌なら大人のフリしてコンビニで買うかしかなかった。
 今の私は自慢じゃないが実年齢より上に見られたことが殆どないアンチエイチンポ…いやアンチエイジングe-ロマン画家なのだが、中学時代は「40代のおっさん顔」とか「オタク」とか「宮崎勤」などと散々な呼ばれ方をされたこともあった。

 つまり14歳の頃の私は四十路の今より老けていたということになる。
femi40
ふぇみお 40歳

 なもんで、いつもエロ本買いに行く役をやらされた。毎回子供とばれないかヒヤヒヤしたものだが、バレずにスムーズに買えたら買えたで複雑な気分であった(T_T)



《テラハ問題を語ってみる》

 さて、そんな思春期のほろ苦い思い出は一旦置いて、今回はテラハ問題について真面目に語ってみたいと思う。私が思春期の頃はSNSなどなかったが、仲間内で貴重なエロ本やエロビデオを共有するソーシャル・エロネットワークが形成されていた。それはお互いがお互いを気遣いエロネタを貸し合う実に平和な社会だった。
 今のギスギスしたSNSとはチンほどの違いが・・・いや違った、天と地ほどの違いがあった。

 しかしいくら平和な社会においても派閥ができるのは世の常。エロ本の好みも人によって微妙に違うので、プレイボーイ派(略してプレ派)、GORO派などの派閥が生まれた。ちなみに私はデラ・べっぴん派(略してデラ派であった。
20190713184924864715_d84845f1c5bff61b83c31bdc54d6d659
”アソコの具合”GRANDPRIX・・・とても興味深い特集である


 今テラハが問題になっているらしいので、元デラ派の私としては真面目に語らなければならないと思い立った次第である。

 確かにデラ派は問題を抱えている。プレイボーイGOROがどっちかというとグラビア誌よりの明るく楽しいエロ雑誌なのにくらべると、デラ・べっぴんAVからのスナップした過激なセックス写真が多く、また局部が生々しく黒塗りで消されていて、とにかく全体的に過激だった。
 一度過激な刺激に慣れてしまうとドンドンより過激さを求めるようになってしまう

 デラ派は一度立ち止まって冷静に自分を見つめ直す事が必要だと思う。


 はて・・・・・・・・・・・・


 どうやら私は大きな勘違いをしていた・・・・・・・・。


 いま大きな社会問題になっているのは、デラ・べっぴん派、略してデラ派のことではなく、テラスハウス、略してテラハのことだったらしい。

ssd159028595333876

 テラハに出演していた人気女子プロレスラーの木村花さんが自殺されてしまったらしいのだ。原因は不明だが、出演してるリアリティ番組での態度が一部視聴者の怒りを買い、SNSで酷い中傷を受けていたことが原因ではないかと世間では囁かれている。

 私は自殺に対してはそれなりに肯定的な人間である。死ぬほど辛いなら別に自殺するのも本人の自由だろう、と思っている。生きてれば良いこともあるんだから死ぬな、なんて綺麗事は無責任な外野だから言える戯言である。

 だから木村花さんに死ぬほど思い悩む何かがあって、自らの決断として命を落としたのならば、それを全面的に否定することは出来ない。ただ、もしSNSの中傷が原因で自殺したのだとしたら・・・バカだなぁと本気で思う。美貌があってレスラーとして将来を嘱望され、ファンも沢山いて、面倒見ている可愛い子猫がいるのに、もしSNSの中傷ごときに思い悩んで自ら命を落としたのだとしたらこんなバカげたことはないではないか。
 ネット上で悪口言ってる連中なんて、虫けらみたいなどうでもいい存在である。耳元で蚊が飛んでいたら気になって眠れないが、ネットで悪口言ってる連中なんて目を閉じて見ないようにさえすれば存在しないも一緒なのだから、まさに虫けら以下のしょーもない存在でしかない。

 きっと彼女はバカがつくほどの真面目だったのだろう。

 彼女はヒールの女子プロレスラーであった。悪役レスラーというのは嫌われてナンボの商売で、特に昔は今のようにプロレス=リアリティショーという世間の理解が乏しかったので、悪役レスラーのもとには本気で殺人予告やカミソリ入りのレターが届いたそうだ。
 元祖悪役女子プロレスラーのダンプ松本さんなんかは団体の中で一番優しく後輩から慕われていたらしいが、リングに上がれば客に罵声を浴びせられ、本気の殺人予告やせっかく買った新車を傷つけられるなどの酷い嫌がらせも受けたらしい。それでも落ち込んだり悲しんだりする様子はおくびにも出さず、とにかくレスラーである間は公私かまわずヒールを貫いた。ただほんの数年であっさり引退してしまったので、やっぱりヒールレスラーとして生きることは相当辛かったのかもしれない。

 憎まれてナンボ、罵声を浴びせられてナンボ、いかなる時でもヒールに徹して観客の憎悪を全て受け止める、それは悪役レスラーの美学のようなものである。私もそこそこプロレスを観ていた世代で、子供ながらにタイガーマスクよりも小林邦昭を応援してたようなへそ曲がりなのでヒールレスラーをとても尊敬している。

 あくまで勝手な想像だが、きっと木村花さんもヒールとしての意地から、憎悪をすべて受け止めなければ、とバカ真面目に思ってしまったのかもしれない。
 観客の罵声なら無視したくてもどうしたって耳に入ってくる。それを受け止められないんじゃリングにはあがれない。悪役レスラーなんてやってられない。
 だがネットの中傷なんて本人さえ無視してればこの世に存在してないも同然なんだからシカトこいてりゃいいのに・・・と思う。

 だけどおそらく彼女は悪役レスラーとしてそこから逃げることは出来ないと思ってしまったのかもしれない。だから中傷を無視できず真面目に真っ向から受け止めようとして・・・そして心を壊してしまった。あくまで想像だけど、もし万が一そうだとしたら・・・やっぱりそんなのはバカバカしいにも程がある。


 テラスハウスを一度も見たことはないのだが、ひとつ屋根の下で共同生活を送る男女のドラマをリアル風にルポする番組らしい。いわゆるリアリティ番組と呼ばれるものだが、『リアリティ』という言葉の通り、要はリアル風のフィクションである。
 番組を面白くするためには過激な演出をいれないといけないし、一度過激な刺激に慣れてしまうとドンドンより過激さを求めるようになってしまう。テラハは一度立ち止まって冷静に自分を見つめ直す事が必要だと思う。
 ってあれ・・・?これ・・・デラ・べっぴんの時と全く同じじゃんΣ(・∀・;)

 テラハとデラ派は同じ病巣を抱えている・・・私は人生においてかなりどうでもいいことを学んだ気がした。



 それはいいとして、木村さんを悪役っぽく演出したテラスハウスという番組自体が今度は批判にさらされているらしい。下手したら番組終わってしまうかもしれないそうだ。

 今こそ心から言おう・・・

 馬鹿じゃねーの凸(゚Д゚#)!!

 リアリティ・ショーなんていうフィクションを真に受けて出演者を中傷する救いようのない馬鹿が問題なのであって、番組の演出どうこうを批判するなんて筋違いもいいところじゃなかろうか。
 つーか、この手のアホな正義感に燃える匿名連中による【正当な批判という名の言葉の暴力】が木村花さんを死に追いやったと問題になってるのに、相変わらずキ●ガイクレーマーの自覚もなく今度はテレビ番組やその出演者に矛先を変えて突撃してるんだから、本物の馬鹿につける薬ってねーんだなぁ┐(´д`)┌と実感する。

 こんな批判がまかり通るなら彼女にヒールを演じさせていたプロレス団体スターダムも取り潰しにされて然るべきとなってしまうし(木村花さんがそれを望むとはとても思えないが)、性犯罪が起こるたびにエロ漫画もエロビデオも発禁にされてしまうわ(# ゚Д゚)!!


 しかし、有象無象の虫けらの声も、寄せ集まると現実に人を殺したりテレビ番組を中止に追い込んだり出来てしまうのだから世の中は本当に恐ろしいなぁと思う。

 ちなみに古代ギリシャの政治家デモステネスはこう言っている。

 『 逃 げ た も の は     も う 一 度 闘 え る 』・・・と。

 私はその言葉を座右の銘とし、自分の作品に関してのアンケートやレビューは一切見ないようにして全力で逃げている。クリエイターとしては最低の姿勢だが、おかげでメンタル豆腐な私でも今もなんとか生きていられてる。それについては次回語りたいと思う。

(続)